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冠雪した北アルプスを見た信州ツアー 2日目夜【番外編:ブリティッシュ・サウンドでモーツァルト】

宿泊は蓼科ペンション村の最深部にある「リトルフット」.本来この日は白駒池や麦草峠を越えて八千穂高原まで足を延ばすつもりだったので,到着が遅くなることも見越して蓼科にしたのでした.

斜面に建てられた「リトルフット」の玄関へは,駐車スペースから木製の階段を下って入ります.周囲の木々が落とした葉が階段の両脇に積もっていました.散歩して結構身体が冷えてしまっていたので,まず風呂に入らせてもらいました.

食事は地場の野菜や果物を積極的に採り入れてていねいに作られたもので,美味しくいただきました.そして,食堂スペースに入った時から気になっていたのが,DENON製ターンテーブルに分厚い筐体を与えられたアナログレコード・プレーヤー.しかも音の出口は一目みてハーベスのスピーカーです.アンプは遠目によくわかりませんでしたが,後で確認したらミュージカル・フィデリティのA1で,スピーカー共々英国製です.純A級で,しかもこの筐体だと放熱が難しくて使うには覚悟がいるだろうと思います.極端に控えめに言っても,そこらの家電量販店で適当に買ってきたらこうなったなどというシステムではありません.

また,食堂に隣接した小部屋は大きなディスプレイが置かれたAVルームになっています.こちらは冬のスキー客が主に利用するのかもしれませんが,食事が終わってから棚にたくさん置かれているDVDのタイトルを見てみると,クラシック音楽のライブ映像などもたくさんあることがわかりました.

ハード・ソフトともに内容が大変充実しています.そこで,アナログシステム脇のLPの棚を見てみると,クラシック音楽の音源がたくさんあるようでした.システムの仕様から小編成の音楽が良さそうだと思ったので,オーナーさんにモーツァルトの弦楽四重奏曲「狩」をかけてくれませんかと当てずっぽうにお願いすると,それはないんですが,ではこれをと言ってかけてくれたのが,「狩」と同じハイドンセット6曲のうちの1曲で第14番( K.387)でした.演奏はスメタナ四重奏団.

いやもう最高でした.オーナーさんが「しばらく鳴らしてないので」と仰るとおり,最初はちょっと鼻をつまんだような音がしていましたが,だんだん調子が出てきて,第3楽章に入る頃にはハーベスのちょっと暗め(私のクレモナに較べると...かな)の音色が蓼科の夜にすばらしくフィットしていました.まるまる一曲聴かせていただいたので遅くなってご迷惑をおかけしましたが,私たちにとってこんなリッチな宿泊はありません.この日はR299通行止でがっかりしていましたが,これは本当にその気分を帳消しにしてくれる愉しいレコード・コンサートでした.




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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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