クリスマス・オラトリオ2016@カトリック夙川教会

この時期に夙川教会に来るのも3年目です.今年は曜日の関係で26日の開催となったクリスマスコンサート.

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これまで三回とも,バッハのクリスマス・オラトリオは第1部から第3部が後半に演奏されるのは同じです.2年前は前半にバッハの『マニフィカト』,昨年はヘンデルの『メサイア』が演奏されました.今年はシュッツの『クリスマス.オラトリオ』です.

シュッツについては,このブログで過去に一度だけ,キリストの受難を描いた『十字架上の七つの言葉』について触れたことがあります.あのときも書いたように,このオラトリオは大変深刻な場面を含んでいて,描き方もきわめて劇的な演出がなされています.

しかし今回聴いた『クリスマス・オラトリオ』は,それとは対照的にキリストの生誕を聖書の記述にしたがってどちらかというと淡々と抑制的に描写する音楽でした.ちょうど昨日国立国際美術館で見たアンドレア・プレヴィターリの『キリストの降誕』に感じられた,素朴で静かなよろこびと-もしかしたら将来訪れる受難の予感が暗示されているかもしれない-共通するものがあります.

そして,シュッツから100年後のバッハの同名曲.毎年同じことを書いていますが,第1部の高らかなトランペットとティンパニによる祝祭的な音楽が全体の雰囲気を決定づけます.同じキリストの生誕を描いても,これだけのアプローチの違いがあるのだと,改めて強く気付かされました.

最後にみんなでクリスマス・キャロルを歌うのはいつも通り.今年は私たちが座った席の周囲に歌の上手い人がたくさんいて,合唱隊の中にいるような気分になりました.

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