写真展 『能登の風』他

梅田で写真展をまわりました.

まずはキャノンギャラリーの宮田敏幸『能登の風 さとやま・さとうみ物語』.阪神間住まいですが能登は意外に遠い感じがしていて,25年ほど前の真夏に一度行ったきりになっています.Z4があるうちにまた行ってみたいと思っているのですが,じゃあ季節はいつがいいのか?

会場におられた宮田さんと少しだけ話しましたが,「自分にとってそれは冬だ」ということでした.日本海に突き出した半島の厳しい冬.そこに暮らす人々の様々な表情がモノクロで表現されています.撮られていることに気付き,こちらを向いて破顔一笑のおばちゃんが可愛らしい.上でも書いたように,私はくっきりとした真夏の風景が印象に残っているので,岩礁に縁取られた碧い海や人々が年月をかけて守ってきた深い緑がカラー写真で見たかった気がします.

続いてニコンプラザへ.まずオカダ・キサラ の『ⓒTOKYO 出会い頭の点動刹』.タイトルの意味はよくはわかりませんが,都会におけるスナップ写真集です.肖像権やプライバシーの問題があって,特に人物のスナップ写真は難しさがあるとのことで,そうした写真家側の問題提起もあるようです.とはいえ,鑑賞する側からすれば,撮影者がはっとした瞬間を受け取れるかどうかだけが関心の対象で,そうした観点から若々しく面白い作品が多くありました.

続いてyuigaの『傾がずの原』.兵庫県出身で「実家の近くの」前方後円墳を撮ったということです.具体的にどこかはわかりません.奈良の古墳群を見て歩いていると,時間スケールが日常からかけはなれている不思議な感覚にとらわれることがあります.古代の化石と異なり,ずっと人間の営みがそこにあったという点が重要なのです.若い写真家の意図は,その感覚を留めておきたいというところにあるのではないかと感じました.


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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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