早春の四国西南部を巡るツーリング -1日目

2泊3日で時間が取れたので,最初は昨年同様伊豆に行こうとしたのですが,Z4でまだ四国を走っていなかったこともあって計画変更.

3月22日(日)の朝7時半過ぎに出発し,明石海峡大橋を越えて神戸鳴門自動車道から高松自動車道へ.鳴門JCTから開通したばかりの連絡道を通って徳島自動車道へ乗り換えます.カーナビは当然この道を知らず,標識を追いながらの走行.この連絡道は便利ですね.建設は遅すぎたくらいだと思います.

川之江東JCTで高知自動車道に乗り換え,南下しながら初めて四国に来たときのことを思いだしていました.今から40年以上前,中学2年になる前の春休み,友人の親戚宅のあった新居浜に遊びに行きました.といっても二人でどこかへ行くあてもなく,その家にあったホンダのダックスを押して港まで行き,生まれて初めてバイクに乗って遊びました.

小さくて乗れそうな気がしたのですが,クラッチ操作を必要とするマニュアルミッションのバイクで,何の予備知識もなく運転できるはずがありません.岸壁から海へ落ちなかったのはただ運が良かっただけというべきでしょう.夜は寿司屋でごちそうしてもらいました.しゃこを食べたのはこの時が初めてで,見た目は気味が悪いのに妙にうまいものだと感心しました.

休日にはそのお宅の人に車で高知へ連れて行ってもらいました.はりまや橋や桂浜ももちろんこの時が初めてです.中2の子供に対してほんとうに良くしてもらったものだと思います.四国の瀬戸内側から高知へ行くには険しい四国山地を越えなければならず,当時はカーブの連続する狭路を延々と走った記憶があります.友人は車酔いをして吐いてしまっていました.私は生まれてこの方車であろうが船であろうが乗り物酔いをしたことがなく,この時も楽しんでいましたが,あちこちで道路工事をしていて運転者にとっても難路だったろうと今になって思います.

おかしな書き出しになってしまいましたが,快適な高知自動車道を南進しながら上のようなことを思い出していました.早めの昼食をして正午ちょうどに桂浜着.何が見たいというわけではなかったのですが,あのとき見たここの光景が非常に鮮烈で-紺碧の海,白い砂浜に降り注ぐ南国の太陽-今回最初に見る太平洋としてふさわしいかなと思ったのです.

40数年ぶりに来た桂浜はしかし,晴れてはいるものの少々霞んでいました.実際風景は春霞に覆われていたのでしょうが,霞んで見えたのは私の肉体と精神の側にも理由を求めるべきでしょう.眼の水晶体は白濁しかかっているし,脳内には経験と称する澱が堆積してしまっています.同じものを見ても,二度とあの頃と同じような輝かしさでは網膜に映らないし,それを美しいとも感じられないのかと思うとちょっとがっかりしました.

気を取り直して出発.まずは横浪黒潮ラインを目指します.道路はだんだん高度を上げますが,Z4の車高は低くてドライブしながらの眺望はそれほどありません.時々停車しては太平洋を見晴るかすという繰り返し.

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そうこうしているうちに桂浜で沈んだ気分が少しずつ上がってきました.こうなるといつものことですが,立ち去りたくなくてついペースが遅くなります.四万十川を少し遡って沈下橋を見たいとも思っていましたが,この日の宿泊地である足摺岬までは結構距離があり,思ったより時間がかかってしまって56号から321号をひたすら走ることになりました.大岐海岸に着いた時にはすでに陽がかなり西に.

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それでも岬へ行ってみる時間はありそうでした.ほとんどの観光客が立ち去った日曜夕暮れの岬.設置された遊歩道を歩きます.頑張って走った甲斐あって,くっきりとした夕景を見ることができました.明日の天気に期待が持てそうでした.

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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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