プーランクのピアノ曲集

プーランクの室内楽曲を聴いたら,次はぜひピアノ曲もライブで聴きたいと思っています.私は次のCDを聴いているのですが,これもフェイバリット・アルバムの一つです.演奏はパスカル・ロジェ.先日芸文センターでチャイコフスキーの交響曲第4番とドヴォルザークのチェロ協奏曲を演奏したのは,パスカル・ロフェ.最初少し混乱しました.


プーランク:ピアノ曲集
クラシック音楽

プーランクは管楽器を中心とした室内楽曲も優れていますが,ピアノ曲の透明な美しさもまた格別だと思います.このアルバムのディスク1に入っているハ長調のノヴェレッテ.可憐で平明なメロディの間に垣間見える何とも言えない切なさに胸が痛くなります.最初期に作曲された常動曲や即興曲でも同様のプーランク固有の世界が展開します.

ディスク2に入っている穏やかな夜想曲も忘れがたいですし,最晩年に作曲され,古典的な主題を様々な感情を想定して11の変奏曲に展開した『主題と変奏』の苦みも,シリアスになりすぎず滋味をふんだんに含んでいて味わい深いものです.

村上春樹は(村上ばかり参照しますが,音楽に関する記述には心から共感できることが多いので),『意味がなければスイングはない』の中で「プーランクは朝の光の中で聴かれるべき音楽だ」という意味のことを言っています.確かに,穏やかに晴れた午前の微風が,窓のカーテンを揺らして室内に優しく入ってくるような印象があります.ただZ4が来てから光のある休日の朝はどこかへ出かけてしまっていることも多いため,なかなか体験できないのが残念と言えば残念ですが.

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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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