理髪店で聴いたジャズ -「ジュジュ」 ウェイン・ショーター

ウェイン・ショーターのブルーノートにおける第2作.ワンホーンで,この作品ではテナーだけを吹いています.私も若いころからずっと聞き続けているアルバムです.


ジュジュ
1. Juju    
2. Deluge
3. House Of Jade
4. Mahjong
5. Yes Or No
6. Twelve More Bars To Go

リズムセクションはコルトレーン・カルテットからエルヴィン・ジョーンズとマッコイ・タイナーが参加.特に意識したわけではありませんが,少し前に採り上げたグラント・グリーンのアルバムでもこの二人が入っています.散髪をしてもらう間に何枚かのアルバムがかかる(だいたいそれぞれLPの片面分)ので,その中で印象に残ったり,自分が持っている1枚をここに採り上げるわけですが,やはりこの二人がバックだと耳がいきやすいのかもしれません.

全体として コルトレーンの影響はもちろんあるものの,ほとんど宗教性を帯びているといっても良かったこの時期のコルトレーン・ミュージックとは異なり,ショーターならではの機知や諧謔が聴き取れます.ロリンズのような朗々たる音色ではなく,むしろ少し鼻にかかったような独特の個性があるショーターのテナーが,不可思議感のある曲想によくマッチしています.

ジャズ・メッセンジャーズからマイルス・クインテットへスカウトされて移行する時期の作品です.どちらもリーダーの強烈な求心力の上に成立したジャズ界を代表するメジャーなバンドで,ショーターと言えども最大限にその個性を発揮するというわけにはいかなかった面もあるかもしれません.その意味で,ブルーノートにおけるショーターのリーダー作群こそ,この人の特異なセンスを味わうのにふさわしいと思います.

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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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