2013年東北ツーリング 3日目(8月11日) 男鹿半島から竜飛崎をまわって青森へ
3日目.日本海に沿って北上し,竜泊ラインを通って竜飛崎まで辿り着こうという計画です.
宿を出て,男鹿半島の北海岸沿いを通るR101からスタートします.このあたりでは交通量は少なく,海岸のまぎわを走ると北へ向かう海岸線が見渡せて旅情がかきたてられます.
途中,八郎潟承水路沿いを走るところではR101から離れて県道42号線に分岐します.直線的で流れも速い道路ですが,すぐにまたR101に合流してそのまま北上.R7との重複区間を経て能代へ到着.ここで本ツアー2度目の給油.ここまでの平均燃費は12.8km/L.
能代市街で左折すると,またR101の単独区間.ほどなく海岸線へ出て,JR五能線と交差を繰り返しながらひたすら北上を続けます.下の写真でも路肩のすぐ向こう側は鉄路が走っています.
夏休みとお盆の上に日曜が重なり,この日は昨日よりさらに道が混んでいてなかなか距離が稼げません.立ち寄ってみたい衝動を抑えつついくつもの岬を通り過ぎ,十二湖もパス.深浦,千畳敷といったところも駐車場に停めることすらかなわず,そのまま通過しました.
この日は竜飛崎をまわって青森まで約300kmを走る予定ですが,日曜ということを考慮すべきでした.初めての土地で走行距離の目算がつかないこともあり,このあたりはややもったいなくも淡々と北上を続けるのみ.鰺ヶ沢を過ぎてしばらく進み,県道12号線へ左折.十三湖の脇を通ってR339に合流し,しばらく走ると竜飛岬へ右折する交差点に出ます.やっと来ました.ここからが竜泊ラインです.
しかし腹が減りました.ここまで昼を採ることができず,このままでは噂に聞く眺観台への登りに支障が出そう.というわけで結局コンビニで買ったおにぎりを道の駅こどまりにクルマを置いて食べることになりました. まあよくあることです.とはいえ妻の持ち物からは,どこにこんなものが入っていたんだというくらいいろいろな食料が取り出され,お腹と気分は何とか満たされました.
さて,さすがにここからは暑かろうが湿気が多かろうがとにかくオープンで走るしかないと屋根を開けます. 道の駅を出て海岸沿いを列になったクルマの後について走ります.これでは雰囲気でないなあと思いながら5kmほど走ると,道は急に右へ曲がり,いきなり山岳道路となります.しばらく登ると海側に設けられた駐車帯に白いマツダ・ロードスターが停まっていました.初期型です.
数珠つなぎのままここを登るのは避けたいと思っていたこともあって,ロードスターを通り越してから駐車帯にZ4を停め,ドライバーさんと話しました.クルマ多いですね,と言うと,今日は日曜ですからねと言われました.阪神間に居てこの竜泊ラインのことを想像すると,どうしてもはるかな最果ての地という印象を持ちますが,地元の人にとっては夏に日常的に海水浴に来たりする場所なんだと納得.
それでも,ここから先の道はすばらしいですよと推されました.何でも全国第2位とのこと.ちなみに1位は伊豆スカイラインだそうです.こちらは以前走ったことがあります.確かに大変走りでのある道でしたが,そのときは霧が深く,風景はわかりませんでした.
この方に,この位置で写真を撮ると良いですよとアドバイスを受けました.それでできたのがこの写真.先ほどまで走ってきた海岸線に沿った道が見渡せます.自宅を出てここまで約1200kmを走ってきましたが,その長い行程が凝縮されたような展望です.アドバイスありがとうございました.
お礼を言って,いよいよ出発します.幸いしばらくクルマの列が途絶えているようで,今がチャンス.スポーツモードにしてかなりな急勾配を登っていくと,タイトコーナーが現れはじめました.Z4 35iのエンジンは高回転させて使う特性ではないので,2速で立ち上がって3速に入れ,コーナー手前でまた2速に落とすという走り方になるでしょう.私の場合はあえてDCTのマニュアルシフトを使いたいために,直線でわざと4速まで入れておいてすぐまた2段連続でシフトダウンします.速い走りではないでしょうが,本物のシーケンシャルシフトらしさが存分に味わえて楽しい楽しい.
急坂を駆け上がっていく途中で3台のロードスターとすれ違いました.先ほどの方のお仲間のようです.お互い安全運転でいきましょう.結局眺観台手前の2~3のコーナーを残して先行車に追いつきましたが,この道を十分に堪能できたと思います.
眺観台に立つと,今走ってきた竜泊ラインがまさにその名のごとく身をくねらせているのが見えます.薄い水蒸気が周囲を取り囲んでおり,海は本当にうっすらとした確認できません.しかし,これから向かう竜飛岬方向はよく見えていました.
しばらく眺観台にとどまっていましたが,これ以上の眺望が得られることはなさそうだと思い,先へ進みます.ここから竜飛崎へは下り気味に走ってすぐ.階段国道の看板を見ながら灯台近くの駐車場へクルマを進めます. 晴れているといっていい空で,時折強い日射しも降り注ぎます.
駐車スペースから灯台に向けて登っていくと,両側に展望が開けてきます.しかし北海道も下北半島も見えません.やはりここ2~3日の湿度がまだ残っているのでしょう.話に聞いていたのとは違い,この日は調子抜けするくらい穏やかな風が吹いていました.
さて,自分たちがここまで辿り着いたことをよく確認した上で,青森を目指すことにします.R339を少し戻り,通称あじさいロード(県道281号)に入ります.東北へ来て,関西では梅雨期の花であるあじさいがこの時期にも元気に咲いているのに驚いていましたが,ここは本当に今が満開のようでした.延々10kmほどにわたってあじさいが]続き,交通量も少ないワインディングロードが楽しめます.
三厩からそのままR280で海岸線を行けばよかったのですが,ナビの指示に従って県道14号を内陸に向かって進んでしまいました.少し疲れていたのでしょう.そのまままだ明るいうちに青森に着きました.もう少しゆっくりしていても良かったなとは思いましたが,初めての土地だし,まあこんなものでしょう.宿泊した青森ワシントンホテルにはコインランドリーがありました.時間に余裕があったので洗濯・乾燥までできて,洗濯好きの妻の欲求不満が解消できました.
宿を出て,男鹿半島の北海岸沿いを通るR101からスタートします.このあたりでは交通量は少なく,海岸のまぎわを走ると北へ向かう海岸線が見渡せて旅情がかきたてられます.
途中,八郎潟承水路沿いを走るところではR101から離れて県道42号線に分岐します.直線的で流れも速い道路ですが,すぐにまたR101に合流してそのまま北上.R7との重複区間を経て能代へ到着.ここで本ツアー2度目の給油.ここまでの平均燃費は12.8km/L.
能代市街で左折すると,またR101の単独区間.ほどなく海岸線へ出て,JR五能線と交差を繰り返しながらひたすら北上を続けます.下の写真でも路肩のすぐ向こう側は鉄路が走っています.
夏休みとお盆の上に日曜が重なり,この日は昨日よりさらに道が混んでいてなかなか距離が稼げません.立ち寄ってみたい衝動を抑えつついくつもの岬を通り過ぎ,十二湖もパス.深浦,千畳敷といったところも駐車場に停めることすらかなわず,そのまま通過しました.
この日は竜飛崎をまわって青森まで約300kmを走る予定ですが,日曜ということを考慮すべきでした.初めての土地で走行距離の目算がつかないこともあり,このあたりはややもったいなくも淡々と北上を続けるのみ.鰺ヶ沢を過ぎてしばらく進み,県道12号線へ左折.十三湖の脇を通ってR339に合流し,しばらく走ると竜飛岬へ右折する交差点に出ます.やっと来ました.ここからが竜泊ラインです.
しかし腹が減りました.ここまで昼を採ることができず,このままでは噂に聞く眺観台への登りに支障が出そう.というわけで結局コンビニで買ったおにぎりを道の駅こどまりにクルマを置いて食べることになりました. まあよくあることです.とはいえ妻の持ち物からは,どこにこんなものが入っていたんだというくらいいろいろな食料が取り出され,お腹と気分は何とか満たされました.
さて,さすがにここからは暑かろうが湿気が多かろうがとにかくオープンで走るしかないと屋根を開けます. 道の駅を出て海岸沿いを列になったクルマの後について走ります.これでは雰囲気でないなあと思いながら5kmほど走ると,道は急に右へ曲がり,いきなり山岳道路となります.しばらく登ると海側に設けられた駐車帯に白いマツダ・ロードスターが停まっていました.初期型です.
数珠つなぎのままここを登るのは避けたいと思っていたこともあって,ロードスターを通り越してから駐車帯にZ4を停め,ドライバーさんと話しました.クルマ多いですね,と言うと,今日は日曜ですからねと言われました.阪神間に居てこの竜泊ラインのことを想像すると,どうしてもはるかな最果ての地という印象を持ちますが,地元の人にとっては夏に日常的に海水浴に来たりする場所なんだと納得.
それでも,ここから先の道はすばらしいですよと推されました.何でも全国第2位とのこと.ちなみに1位は伊豆スカイラインだそうです.こちらは以前走ったことがあります.確かに大変走りでのある道でしたが,そのときは霧が深く,風景はわかりませんでした.
この方に,この位置で写真を撮ると良いですよとアドバイスを受けました.それでできたのがこの写真.先ほどまで走ってきた海岸線に沿った道が見渡せます.自宅を出てここまで約1200kmを走ってきましたが,その長い行程が凝縮されたような展望です.アドバイスありがとうございました.
お礼を言って,いよいよ出発します.幸いしばらくクルマの列が途絶えているようで,今がチャンス.スポーツモードにしてかなりな急勾配を登っていくと,タイトコーナーが現れはじめました.Z4 35iのエンジンは高回転させて使う特性ではないので,2速で立ち上がって3速に入れ,コーナー手前でまた2速に落とすという走り方になるでしょう.私の場合はあえてDCTのマニュアルシフトを使いたいために,直線でわざと4速まで入れておいてすぐまた2段連続でシフトダウンします.速い走りではないでしょうが,本物のシーケンシャルシフトらしさが存分に味わえて楽しい楽しい.
急坂を駆け上がっていく途中で3台のロードスターとすれ違いました.先ほどの方のお仲間のようです.お互い安全運転でいきましょう.結局眺観台手前の2~3のコーナーを残して先行車に追いつきましたが,この道を十分に堪能できたと思います.
眺観台に立つと,今走ってきた竜泊ラインがまさにその名のごとく身をくねらせているのが見えます.薄い水蒸気が周囲を取り囲んでおり,海は本当にうっすらとした確認できません.しかし,これから向かう竜飛岬方向はよく見えていました.
しばらく眺観台にとどまっていましたが,これ以上の眺望が得られることはなさそうだと思い,先へ進みます.ここから竜飛崎へは下り気味に走ってすぐ.階段国道の看板を見ながら灯台近くの駐車場へクルマを進めます. 晴れているといっていい空で,時折強い日射しも降り注ぎます.
駐車スペースから灯台に向けて登っていくと,両側に展望が開けてきます.しかし北海道も下北半島も見えません.やはりここ2~3日の湿度がまだ残っているのでしょう.話に聞いていたのとは違い,この日は調子抜けするくらい穏やかな風が吹いていました.
さて,自分たちがここまで辿り着いたことをよく確認した上で,青森を目指すことにします.R339を少し戻り,通称あじさいロード(県道281号)に入ります.東北へ来て,関西では梅雨期の花であるあじさいがこの時期にも元気に咲いているのに驚いていましたが,ここは本当に今が満開のようでした.延々10kmほどにわたってあじさいが]続き,交通量も少ないワインディングロードが楽しめます.
三厩からそのままR280で海岸線を行けばよかったのですが,ナビの指示に従って県道14号を内陸に向かって進んでしまいました.少し疲れていたのでしょう.そのまままだ明るいうちに青森に着きました.もう少しゆっくりしていても良かったなとは思いましたが,初めての土地だし,まあこんなものでしょう.宿泊した青森ワシントンホテルにはコインランドリーがありました.時間に余裕があったので洗濯・乾燥までできて,洗濯好きの妻の欲求不満が解消できました.