アラタンホヤガ写真展 「草原に生きる -内モンゴル・遊牧民の今日」

最近は大きなサイズにプリントされた写真に魅力を感じ,写真展によく通っています.今回は日本在住の内モンゴル自治区出身写真家アラタンホヤガの作品展.ニコンプラザ大阪.

20130622.jpg

90年代の初めにモンゴルへ行ったことがあります.あの時自分の眼で見た国が現在どのようになっているのか.そんな興味があって写真と対面しました.そこには草原で草を食むたくさんの羊たち.遊牧に適した住家である移動式ゲル.正装した男たち.身体に飾りをつけて組み合うモンゴル相撲.昔からずっと変わっていない彼らの営みが活写されていました.

しかしよく見ると,ゲルの脇には馬のかわりに四輪駆動車が置かれ,正装した男は携帯電話で話をしています.そして雪原には風力発電の風車群.年に一度の大祭ナーダムでは,少年による長距離の騎馬競走が行われるのが習わしでしたが,最近では馬に乗れる子供が減ってしまって競馬が成立しない由.ゲルを捨てて都市周辺のアパートに住む人々も増えているようです.

かつてモンゴルの旅の途中,偶然行き会った遊牧の民に本物のゲルの中でふるまってもらった馬乳酒の味を思い出しつつ,彼らのその後を考えました.いわゆる近代化は果たして彼らを幸せにしたのでしょうか.

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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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