真珠の耳飾りの少女-マウリッツハイス美術館展

2013年最初の絵画展は,神戸で開かれているオランダのマウリッツハイス美術館展.

20130105.jpg


フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は世界でもっとも愛されている絵画の一枚でしょう.他にもルーベンスやレンブラントの作品も展示されていますが,やはり「真珠の・・・」を一度は間近で見ておきたいと思っていました.

人気の展覧会であることと,開催期間の終了間近ということもあって入場は15分待ち.もっともチケットはあらかじめコンビニで買っていったので,売り場で並ばずに済みました.会場ではチケットを買うにもかなりの列ができていました.

順路はまず3階の肖像画からですが,ここはさっと見て2階に下ります.「真珠の・・・」を最前列で見るためにも列ができていて,しかも並んでいる人たちは係員から「立ち止まるな」と言われていました.私は人の肩越しでいいからじっくり見たいと思って列を離脱.

別名「青いターバンの少女」と呼ばれるだけあって,ラピスラズリの青が魅力的です.全体にこれまで写真で見てきた色よりやや白っぽく,少女の肌色も透明感があります.衣装の色も多少思っていたよりも薄いように感じました.もっとも色は照明によって相当変わるので,あくまでも今回の印象です.

光の観点で言うと,遠くから見てまず一番に目につくのは,耳飾りの真珠の光沢です.この絵には3つの光のポイントがあって,一つは真珠,それから左目の瞳,最後に下唇の光沢です.その中で一番はっきりとしているのがやはり真珠であることが,本物を見てよくわかりました.まさに「真珠の耳飾りの少女」です.

モデルがあったのかなかったのか,もしあったとすればそれは誰であったのかという謎を含む絵です.こちらを見た瞬間を捉えているものの,そこにレンブラントの絵のようなドラマ性を読み取ることはできず,いろいろな解釈が可能という魅力もあります.

会場で実物を見るまではこの少女の表情から無垢と酷薄が半々かなあと感じていましたが,実物からは酷薄と言うよりは大人としての性格が見えるような点が印象的でした.わかりやすい絵ですがその魅力は深く,飽きがくるようなことはないでしょう.実物を見ておくことができて良かったです.


コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

choby

Author:choby
最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
FC2カウンター