キング・クリムゾンの海賊盤LP

※この記事には内容についての追記があります.そちらもご参照下さい.

薄汚れた絵柄で申し訳ないですが,今日は「海賊版」レコードの話です.

キング・クリムゾン

先日ELPのことを書いたら,あの当時のプログレッシブ・ロックのことを色々と思い起こすことになりました.ELPのメンバーの一人,グレッグ・レイクが所属したバンドに,キング・クリムゾンがあります.

私の手元に,そのクリムゾンの海賊版LPが2枚残っています.たぶん,1970年代の末頃大阪の日本橋で購入したもののはずです.

1. 1974年アムステルダム録音,Side1:The Mincer/The Talking Drum/Lark's Tongue in Aspic Side2:Easy Money/Lament/Book of Saturday/21 Century Sc. Man/
2. 1974年テキサス,アーリントン録音,Lark's Tongue in Aspic/Easy Money/Fracture/Book of Saturday/

なぜこんなものを持っているかというと,これらのLPを入手した当時,渋谷陽一さんがFM放送でラジオ番組を担当されており,ある夜上の1. のアムステルダム公演から「Easy Money」を紹介されたのです.私はそれまでに「Easy Money」の入ったアルバム「太陽と戦慄」は既に持っていましたが,その夜聴いたライブ音源のあまりのすさまじさにぶっ飛んでしまいました.

ロバート・フリップのギターとジョン・ウェットンのベースがきわめて緊密な対話をします.いや,そんな言い方では静的すぎる.荒々しい暴風と,そのあとにくる神経をすり減らすような緊張の交替.第一級の音楽です.

考えてみれば,公共放送の場で正当な流通経路に乗っていない音源を平気で流していたのですから,何とも牧歌的な時代でした.今では到底考えられません.でもそのおかげで幸運にもすばらしいロックに出会うことができたのは皮肉なものです.

私は,翌日すぐにレコードを探しにでかけました(続く).

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Re: No title

コメント大変ありがとうございました.
BBCの音源...そうだったんですね.海賊盤のレコードを
かけていたわけではない可能性が高いということは重要な
ご指摘です.

たぶん当時の私はBBCと聞いても事情がよく飲み込めず,
その点の記憶が抜けてしまっていたのかもしれません.
ただ,私がすぐに大阪・日本橋へレコードを探しに出たことから,
渋谷さんが「海賊盤」について言及されたことは確かだと
思います.そんな流通形態のレコードがあることすら,この時
初めて知ったはずですので.

ご指摘のあったことは,拙ブログの独立した記事としてこれから書いて
残しておこうと思います.
それにしても,こんなことも書いて残しておくと自分の思い込みを
正してもらえて大変有益です.改めて感謝申し上げます.


> この海賊盤2枚とも持ってました。テキサスのは、太陽と戦慄のパート1が演奏されているのと、多分フリップであろう雑談「テキサスは気候がよい」とか「日焼けする時間がない」みたいなこと話して「早くやれー」と野次られていたような、それが貴重に感じられたものです。で、渋谷陽一の番組ですが、かけたのは、海賊盤ではなくBBCの音源ではなかったでしょうか。(私の記憶も怪しいですが) あのコンセルトヘボウのライブは、BBCが録音・放送して、それが海賊盤の音源だったのだと思います。(そういう内容のことを渋谷さんが話していたおぼろげな記憶があります。この日の演奏は名演として知られることと、様々な海賊盤になって売られていること) CDになった時は期待して買いましたが、海賊盤で聞いたときの感動にまったく及ばずにがっかりしました。 何だか大きなお世話で失礼しました。
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