エルガーのヴァイオリン協奏曲

最近何度か続けてこれを聴いています.


エルガー:ヴァイオリン協奏曲
クラシック音楽

イギリス国王に大変気に入ってもらえた『威風堂々』があまりに有名になったために,希望と未来の人と思われているかもしれない作曲家エルガー.しかし,一方でこんなロマンチックな曲を残してくれました.

コンチェルトのくせに全3楽章を演奏すると40~50分もかかるという大曲です.それだけに,「とにかく長すぎてなー」という人が多いようです.実際,チャイコフスキーやメンデルスゾーンなんかのヴァイオリン協奏曲が嫌になるほど頻繁に演奏されたり録音されたりするのに較べると,ほとんど無視されてきた感があります.

形式は古典的だけれど,20世紀になってから書かれた協奏曲.私は第2楽章のアンダンテを特に好んで聴いています.よく晴れた晩秋の午前,紅葉もほとんど落葉して明るくなった広葉樹の林を散歩しているような気分になります.明るい寂寥感とでも言いましょうか.もっと後に書かれることになるチェロ協奏曲が,名曲であることは重々承知しつつも重たすぎてなかなか聴く気にならないのに対し,こちらは4シーズンOKです.

やたらに長い(とされる)第3章も私は苦になりません.むしろ私はこのクドクドしたとこが好きなんだけどなあ.この後妻を亡くして創作意欲を失うが,しばらくして復活しようと頑張るエルガーらしい気がします.

上のディスクはヒラリー・ハーンですが,1970年代に録音されたチョン・キョンファ盤も濃い表現でまた別の魅力があります.

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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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