名残の梅花

東京ではもう桜が開花していると聞きますが,こちらはもう一週間くらいかかりそうです.まして北摂の山中ではまだ梅の花が十分に鑑賞に堪える状態で咲いています.足元を見ると一足先の春ですね.

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Z4 三度目の車検

Z4を三度目の車検に出しました.もう7年乗ったことになります.何か不具合を指摘されるのではとびくびくしながらディーラーへ.

私は代車なんて要らないのでZ4を預けてそのまま自分の足で勤務先へ.すると,今回は何時間も経たないうちにサービスからメールが来て,車体下回りを撮影したので見てくれという.そら来たかと思ってメールにあるアドレスに置かれたビデオを再生.何のことはない,車検の際のサービスとして最近始めたことのようです.自分のクルマの下回りを見るのは初めてなので,これはこれで興味深いです.

点検の結果.今回も特に大きな問題は見つからず,オルターネータのVベルトを交換するくらいでほっとしました.消耗品の交換はワイパーブレード.バッテリーは4年経ったので交換を勧められましたが,費用が工賃込みで5万を超えると言われ,いくらなんでも高すぎると思ってこれはパス.ということで総額16万程度の車検となりました.現在のデータは以下.

 走行距離:46,460km
  Fブレーキパッド残量:L 12mm,R 12mm
  Rブレーキパッド残量:L 8mm,R 8mm
  Fタイヤ残量:L 7.2mm,R 7.2mm
  Rタイヤ残量:L 7.2mm,R 7.2mm

それにしてもパッドが減りませんね.その割にホイールが汚れますが.バッテリーどうしよう.元々,これくらいは自分でやろうという気持ちはあったけれど,面倒さもあって結局今回の車検時に一緒に頼んでしまうんだろうなとも思っていました.しかしあまりの高額に驚いてディーラーには見送り通告してしまいました.モノはネットで簡単に買えるけど,車載コンピュータへの登録をしないと警告が出てうるさいらしい.どうしようかなあ.


5分咲きの梅林散策

久しぶりに土曜日が休めたのだけど,遠出するにはちょっと疲れていました.季節的にはウメの花見なので,久しぶりに宝塚の中山寺へ行ってみました.開花情報は5分咲きで,実際その通りまだつぼみはかりの枝も多く.でもこの日は最高気温が15度くらいまで上がって快適でした.これで一気に開花が進みそう.いちいちアップするほどのものでもありませんが,メモとして写真を貼り付けておきます.

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ハナヤ勘兵衛写真展+小磯良平記念室,金山平三記念室

大阪生まれで芦屋を中心に活動した写真家の作品展.兵庫県立美術館の小企画「県美プレミアム展」として開催されています.この期間だけ開室される二つの記念室とともに.

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いかにも関西という芸名(?)を持つ写真家・ハナヤ勘兵衛1903年1月12日 - 1991年5月15日).本名は桑田和雄.まさに日本の芸術写真の新興期に活動したと言えるのではないでしょうか.土門拳より6歳年長ですが,ほぼ同世代.知名度はまったく比べものになりません.私自身は,この名前の字面はどこかで見た気がする・・・程度です.

順に見ていくと・・・表現のスタイルは多様ですが,多重露光や長時間露光の作品が目立ちます.この時代には写真表現の可能性を追求するためにこうした手法を多用したのだろうと思いますが,現代の目で見るとややあざとさを感じてしまいます.関西っぽいとは言えるjかもしれません.

一方で,市井の人々の表情にケレン味のない表現で迫った作品や,神戸周辺の街や港の風景の記録は,抑制的だからこそ当時の風俗をよく伝えていて好ましいと思えました.

兵庫県立美術館では,県美プレミアム展期間中だけ小磯良平記念室と金山平三記念館が開室されます.今回初めて入ることができました.

小磯良平の作品が年代順に並べられ,その中には有名な『斉唱』や『T嬢の像』もありました.『T嬢の像』の隣には『スペインの女性』.どちらも小磯20代の作品です.こうしてみると,これまで一見端正に見えていた『T嬢』も,その姿勢や表情に意外に奔放なものを感じ,必然的に和装の下の身体を意識することになります.『スペインの女性』の方はそれがもっとあからさまです.若者の視線を感じますね.同じ女性を描いても,38歳の時の『斉唱』にはずっと厳しさが-もちろん時代の空気も同時に-感じられます.

金山平三も神戸生まれですが,雪の描写が多く,かつ上手いのは不思議ですね.印象派的な明るい色使いで,セザンヌの影響が強い気がするのだけど,得意な画題が冬景色というところに独自性を感じます.一瞬ヴラマンクを思いましたが,もちろん金山はずっと穏やかです.

神戸ゆかりの芸術家の作品に触れた一日でした.

クルターグ・テント 『遊び』をめぐって

ルーマニア(もとハンガリー領)生まれの現代音楽作曲家・ジェルジ・クルターグのピアノ音楽を聴きました.ザ・フェニックスホール.

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大阪大学文学部の伊藤信宏教授のレクチャーが付いたコンサートです.ピアノは北住淳と姫野真紀のご夫婦.初学者向けピアノ教則本として書かれた曲集である『遊び』ですが,そこは20世紀音楽であって,私達が義務教育で習うような音楽とは楽譜からしてまったく違います.レクチャーがあるのは歓迎です.

舞台の上には,天板が外されたグランドピアノが鍵盤を観客席に向けて置かれています.ピアノ協奏曲が弾き振りされる時のスタイルですが,ピアノ単独のリサイタルではほとんど見ない配置です.伊東によれば,特に連弾の時の4本の腕のからまりを見てほしいという意図だとのこと.

最初にピアノの向こうに設置されたスクリーンに映された楽譜の説明です.独特のクラスター音符をはじめ,見たこともない記号やはじめて触れる概念がたくさんあって大変興味深い.何より驚きのクレシェンド記号.ピアノなのに一度叩いた音をどうやって大きくするのか? ピアニストの北住の解釈は,「弾き手なら,自分の耳をピアノに近づければいい」ですと.

こんな調子で伊東とのやりとりをしながらプログラムが進んでいきます.演奏された曲目は以下です.

プログラム  ジェルジ・クルターグ:『遊び』より
《前半》

【ソロ】
  常勤曲(見つけたもの)
  手のひらで 
  はずしても構わなt)
  花は人…(1a/1b)
  散歩 
  よたよた 
  退屈して 
  うしがえるはまったり歩む…

【連弾】
  汚れなき神の子羊(J. S. Bach BWV Deest)
  神の時は最上の時なり(J. S. Bach BWVlO6)
  めぐる歌
  手に手を取って
《後半》

【ソロ・連弾】
  ヴェルディを讃えて

【ソロ】
  知性は自由にする
  影ふみ
  私の愛は…
  チャイコフスキーを讃えて
  リゲテイ:ピアノ練習曲集第1巻より第5番「虹」
       ピアノ練習曲集第2巻より第11番「不安定なままに」
  バルトーク:ミクロコスモス第4巻より第102番「倍音」

【連弾】
  人は全て死すべきなり(J. S. Bach BWV643)
  ミサ(G. d. Machaut)
  ストラヴィンスキーを讃えて
  霧のカノン

                                     ′  
それぞれ子ども向けのタイトルが付けられた短い曲が続きます.私でも弾けそうな(もちろん弾けませんが)曲もあり,しかし追求すればいくらでもその先があるといった風な音楽です.所々にクルターグ編曲によるバッハが挟まれるのは,クルターグ自身の演奏会でも定番の構成なのだそうです.「神の時は最上の時なり」ではピアノから笛のような音が出て,この楽器の奥深さ-あるいは音そのものの不思議さに目を開かれることになります.

クルターグと同郷で年齢も近いリゲティは親友であったそうです.バルトークは彼等の先生筋で,まだハンガリー王国だった時代の生まれですが,アメリカに亡命(移住)してしまったためついに直接指導を受けることはなかったとのこと.彼等の曲が演奏されるのも自然なことですね.痛いほど冴え冴えとしたリゲティが,ちょっと緩い感じのするクルターグととても鮮やかな対をなしていました.これも伊東の言ですが,容姿からのイメージはクルターグがお坊さん,リゲティはマッド・サイエンティスト.

アンコール曲は,パーセル(クルターグ編)「対位法とカノンの実例」.


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Author:choby
最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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