ヒガンバナ

東北旅行のメモを残しているうちに,お彼岸もとっくに過ぎてしまいました.北摂の田園を流していると田の畦にこの花をよく見かけますが,もう盛りは過ぎています.ヒガンバナとは言いますが,実際には秋というより晩夏に咲く花と言った方がいいですよね.

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2013年東北ツーリング 8・9日目(8月16・17日) 帰路

翌16日には自宅へ戻る予定だったのですが,北陸道・名神道の混雑具合をウェブで調べてみると,江北や京都近辺で夕刻にはかなりの渋滞が予想されていました.磐梯・猪苗代から帰るとなると近畿地方にそんなに早く着くこともできません.渋滞突入は避けられそうにありませんでした.

高速道路の渋滞が嫌いな私たちは,ここであっさりと予定変更.金沢にもう一泊し,予備日に残していた翌日曜,混み始める前に京都を通過しようということに.時期的に宿の予約には少し苦労しましたが何とか確保.こうなると時間に余裕ができるので,午前中にもう一度磐梯吾妻スカイラインを浄土平まで登り返すことにしました.昨夕とは逆からの光線の中を走り,浄土平に着いてまた吾妻小富士に登りました.朝の光の中に屹立する火山の岩壁を眺めます.

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風景を十分に目に焼き付け,再びスカイラインを猪苗代方面へ下ります.R115に出てしばらく走り,福島県道70号へ右折.磐梯吾妻レークラインへ.道路幅十分の快走路ですが,樹林帯を抜けて行くため道からの眺望はほとんどありません.北東北に比べると交通量も多く,なかなか前に進みません.中津川渓谷の道の駅で地図を確認し,このまま帰路につくことに決定.磐梯山ゴールドラインもパスし,R459からR115に復帰して猪苗代磐梯高原ICから磐梯自動車道へ.

磐梯道・北陸道は特に渋滞もなく,快走して夕方には金沢に着きました.古い町で道が狭いうえに一方通行が多く,ホテルの駐車場に辿り着くのには苦労しました.昨日旅行最後のつもりの乾杯をしたのですが,この日は和食でまた一杯やることに.京都文化圏の金沢の食事は,関西人の舌によくなじみます.

翌17日,ゆっくりホテルを出て再び北陸道へ.渋滞にはまったく遭わず,昼過ぎには自宅に帰り着きました.東北の海と樹海と火山を巡る旅はこうして終了.前半は高温多湿に悩まされましたが,後半は天候に恵まれて幸いでした.

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(終わり)

2013年東北ツーリング 7日目(8月15日) 後半:磐梯吾妻スカイライン

蔵王エコーラインを駆け下り,白石ICから再び東北道へ.福島西ICまで行くつもりでしたが20kmほど南下するうち次第に交通量が増えてきて,とうとう国見ICを過ぎたあたりで止まってしまいました.このまま東北道を走り続けるのはやめ,一つ手前の福島飯坂ICで下りて一般道へ.これで正解だったようです.福島県道70号から磐梯吾妻スカイラインへ.夕刻の近づく森林帯を登って行くと,その向こうに次第に吾妻小富士のピークが見え隠れするようになります.


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いつ崩れてもおかしくないような火山岩の斜面をトラバースしながら,道路は浄土平への登りにさしかかります.Z4のルーフはもちろん開いているので,硫黄臭が鼻を直撃します.このあたりの風景は30年前に来たときも印象が強烈で,今回はクルマを停めて写真を撮ろうとしましたが,『火山性ガス注意! この付近では駐停車しないで下さい』の看板が.もう少しクルマが少なければ停まっていたかもしれませんが,ここはオトナの振る舞いを.

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この荒涼とした風景のなかの台地を浄土平と名付けるには何か理由があったのでしょうか.一切経山の噴煙からのガスが届かず,植物が茂ることのできる限界の場所だからかもしれません.駐車場にZ4を置き,吾妻小富士を登ります.30年前に一人でバイク(当時はまだ自動二輪大型免許を持っておらず,ヤマハのSR400に乗っていた)で来たときはやはり盛夏の,しかも真昼でした.酷暑の中,ブーツを履いてこの斜面を登った感触が蘇って来ました.


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吾妻小富士の火口には高度を下げた太陽による影がかかっていました.殺風景なので,火口を半周して向こう側にまわれば火口跡の向こうに見える噴煙を一緒に写真に収められるなと思いましたが,火口まで登っただけで汗だくになっていて,これは一瞬の夢想に終わりました.

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夕刻の光が周囲の光景をさらに荒々しく見せているようでした.火口の縁から走ってきたスカイラインを見渡すと,裸の山肌が露出していて,あんなところに通した道が一体いつまで保つのか心配になります.

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写真を何枚か撮り,ペットボトルの水を飲んでから駐車場へ下りました.ここからは森林帯を抜けて今日の宿である横向温泉の「ホテルプルミエール箕輪」へ.我々の旅行にとっては平均よりかなり上のグレードです.夕食はフランス料理でした.シャンパン1本は飲み切れそうになかったので,ハーフサイズのスパークリングワインで乾杯しました.


2013年東北ツーリング 7日目(8月15日) 前半:蔵王エコーライン

7日目.実質的にツーリング最終日です.

宿を出て一関ICから東北道に入ります.昨日から移動はつまらない高速道路が中心になっていて,次来ることがあるならこれは計画に一考の余地がありそうです.交通量の多い中を村田ICまで進んで高速を出て,給油した後宮城県道25号,12号と進んでR457との重複区間を経て蔵王エコーラインへ.基本的に追い越し禁止なのでこの時期は我慢を強いられますが,標高が上がるに従ってコーナーの向こうに荒々しい蔵王の山塊が現われるようになります.

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途中,駒草平でコマクサを見て歩きましたが,まだかろうじて残っている花があるものの,ほとんどが退色していてピンク色をした花はもうありません.蔵王刈田岳の方角は峡谷になっていて,不帰の滝が見えました.

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蔵王に来たのは30年ぶりです.前回はバイクで来ました.今回ももちろん来たからには刈田岳の山頂まで行ってお釜を見ようとエコーラインを先に進んでいくと... 登山口のあたりからクルマが数珠つなぎになっています.

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30分ほど並んで有料の蔵王ハイラインの入口近くまで来ましたが,ここから先も延々クルマがつながっているのを見て引っ返すことを決定.Uターンして下の駐車場まで戻り,ここから歩いて登ることにします.昨日の八幡平よりだいぶ登りがいがありますが,下りてくる人たちに励まされつつ先へ進みます.ザレた道を登るにつれて火口が露わになってきます.


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そしてやっとお釜が見えました.火口の稜線からの眺めほどではないですが,見たことには違いありません. 午後は番台委吾妻スカイラインを走る予定なので,ここで引っ返すことにしました.


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2013年東北ツーリング 6日目(8月14日) 八幡平から平泉・中尊寺へ

6日目.この日のメインイベントは八幡平アスピーテラインを走ることです.天気は良さそうなので期待が持てます.八戸から八戸自動車道に乗り,東北自動車道に出て松尾八幡平ICで高速を降ります.

県道45号線をゆるやかに登って,松尾八幡平ビジターセンターのT字路を右折.しばらく登っていくと,やがて次々とスノーシェルターが現れます.それらを通り抜けるうち,次第に視界が開けて穏やかな八幡平の山容が目に入ってきます.

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やがて道は源太岩展望台へ.八幡平や源太岩・源太森という地名の由来は,8世紀の坂上田村麻呂東征にさかのぼるそうです.ここからは岩手山がよく見えるはずなのですが,その方角は晴れているにもかかわらず霞んでいました.


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八幡平山頂駐車場にクルマを置いて,登山道を少し登ってみることにしました.さすがに標高1500mでは気温はそれほど高くはなく,しかし日射しは強烈で肌がチリチリと焼ける感じがします.登山道はよく整備されてしっかりした石畳になっています.

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登山道の両側には高山植物が見られますが,花を見る時期としてはやや遅いといえるでしょう.蝶もたくさん見ました.特に,渡りをすることで有名なアサギマダラが多く見られました.

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八幡平山頂までは駐車場からわずか数十mの登りですが,それでも登り初めは結構キツい.身体なまってるなあ.やっぱりちょっと疲れてるのかもしれません.しかし20分かそこらで頂上に着くということなので,頑張って歩きます.頂上直下は地形もなだらかになり,そこにに大小の沼が散在しています.

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頂上は樹木に覆われていて眺望はまったくありません.それどころか工事用の資材が置かれていて興ざめでした.もしかしたらここに展望台を作る予定なのかもしれません.水を飲んで早々に下り,八幡沼を望める展望台でしばらく休みました.

駐車場まで下りてきたらちょうど昼時だったので,レストハウスのレストランで昼食.メニューにあまり選択の余地は無く「源太カレー」に.それからまたアスピーテラインを下り,再び松尾八幡平ICから東北道に乗って南下.平泉前沢ICで降りて平泉中尊寺を目指します.夏休みで一帯は大変混み合っていましたが,それほど待たずに第1駐車場に置けました.

上り坂の参道を通って中尊寺へ.目当ては金色堂だったのですが・・・早い話が巨大仏壇で,近寄って見られる仏像があるわけでもなく早々にお堂を出てしまいました.金色堂から数分歩いたところに能楽堂があり,この晩は薪能が行われるとのことで準備がされていました.

この日の宿は一関近くの厳美渓温泉.一関のビジネスホテルでよかったのですが,予約が一杯でした.

2013年東北ツーリング 5日目(8月13日) 後半:十和田湖から八戸・種差海岸へ

樹海を縫って走るワインディンゴロードを堪能した後は,一気に太平洋岸を目指します.目的地は種差海岸.若き東山魁夷がその作品「道」のイメージを得たということで,行ってみたかった場所です.

R103和井内交差点そばにある観光案内所で,八戸へ抜けるルートについて尋ねてみました.R454を走るつもりだったのですが,400番台ということでちょっと警戒.しかし,案内の女性によれば,離合の困難があるような道ではまったくないようで一安心.途中の新郷という場所から岩手県道216号線に分岐した方が集落を避けられてよいとのアドバイスももらいました.

R103からR454へ右折すると登坂が始まります.ちゃんとセンターラインの引かれた道を進んでいくと,15分ほどで峠.これを越えてしばらく下ってゆくと県道216への分岐の看板が出ます.ここを右折しようと思ったら,[5km先通り抜け不可]の看板が立てられています.あきらめてそのままR454を直進.

西に進むに従って,空が次第に青さを増してきました.自宅を出てからずっと高い湿度による霞んだ風景を見てきたので,このクリアな明るさが感動的でした.夕刻少し日が傾きかけた頃,八戸を通過して種差海岸に到着.空も海も真っ青です.

聞いていたとおり,芝が海岸線近くまでを覆っています.3.11地震による津波はこの海岸にも押し寄せ,8mの高さに達したそうです.当然芝は被害を受け,退色が進んだ時期もあったようですが,地元の人たちの努力によって今見ているような以前の姿に戻すことができたとのこと.

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所々に芝が薄くなったり岩礁の付近が丈の高い草に覆われたりしているのが以前からなのでしょうか.よくわかりません.

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一帯を少し歩いてみましたが,東山魁夷の白い「道」の印象は持てませんでした.もちろんあの絵は画家の目に映ったものを画家が高度に抽象化した作品であり,そのままの風景がここに広がっているわけではありませんね.

この日は八戸のホテルサンルートに宿泊.フロントが3階にある上,契約駐車場が2ブロックも離れていて大変でした.夕食はホテル近くの寿司屋で楽しめました.

2013年東北ツーリング 5日目(8月13日) 前半:八甲田ゴールドラインから瀑布街道を経て十和田湖へ

5日目.ホテルで目を覚まして窓から外を見ると,まずまず晴れています.しかし今日向かう八甲田山方面は曇り.山間部は雲が多い天気になりそうです.

荷造りをし,この日は最初からZ4の屋根を開けて出発.ホテルを出るとすぐに八甲田ゴールドライン(R103)です.しばらく森林の間を抜けて行くと周りがひらけ,萱野高原に出ました.


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この時点では晴れ間はありませんでしたが,しばらく行くとまた日射しがもどることもあり,そうした時には圧倒的な緑の濃淡の中を爽快にドライブできます.

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作冬の豪雪でしばしば報道された酸ヶ湯温泉を過ぎ,またひとしきり樹海の間を抜けるワインディングロードを走り続けると,やがてR102との分岐に達します.ここを十和田湖方面に右折.奥入瀬渓流に沿って通された,いわゆる瀑布街道の始まりです.

渓流の所々にある特徴的な場所にはいろいろな名称が付けられていますが,そういった命名にはあまり関心はないし,また時期もあって多くのクルマが駐まっているのでどんどん先へ.適当に進んだところでちょうど空いていたスペースにZ4を駐め,渓流を少しだけ散策しました.

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このあたりから少し下れば十和田湖が右手に見えてきます.道はまた少し内陸に入った後,十和田湖畔へ到着.発荷峠への登り口となる和井内交差点脇にあるPAにZ4を入れ,いばらく湖面を眺めました.

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ここから発荷峠の展望台まではすぐです.青空というには今一歩でしたが,穏やかな湖面に雲が映りこんでいました.ここも大勢の観光客で賑やかすぎたので,紫明亭の展望台へ行ってみることに.


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発荷峠からさらに少しだけ進むと秋田県に入り,そこから秋田県道2号線へ入ります.いわゆる樹海ラインですね.発荷峠とは一転して紫明亭展望台には誰もいませんでした.トンボの飛び交う中,静かに十和田湖が眺められます.

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名称に惹かれて樹海ラインを走ってみることにし,道の駅こさか七滝までの間を往復しました.道の駅では昼食をとり,プチトマトを買い,滝を見に行きました.暑くなってきていましたが,滝のそばで涼を取ることができました.

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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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