2013年東北ツーリング 4日目(8月12日) 後半:太宰治記念館,棟方志功記念館

平舘の海岸で1時間ほど過ごした後,金木の太宰治記念館へ行くことにしました.太宰の生家,いわゆる斜陽館です.代表的な津軽人の一人ですから,ここまで来た以上行ってみないわけにはいきません.

金木へ行くには津軽半島を横断しなければなりません.R280バイパスを再び南下し,30分ほど走ったところで県道2号線へ右折.新青森から北へ向かう工事中の北海道新幹線の高架をくぐると森林地帯に入っていき,ルートは次第に山岳道路の様相を呈してきます.

この県道2号線は3本ある津軽半島横断道路の中ではもっとも新しく整備された道であるとのことで,夏期と言うこともあってガードレールを越えて草が繁茂しており道路幅が狭く感じられる以外は,路面もそれほど荒れておらずなかなか楽しめる道です.特に,半島中央部の中山山脈を越える峠前後では適度に開放感もあります.交通量も少なく,全長十数キロを走る間,対向車は数台でした.登り側のコーナーでは所々で対向車線にはみ出してタイヤ痕が残されており,夜中に走りにきている連中がいそうです.

さて峠を越えて下りきり,R339にぶつかるとすぐに金木の町.市街の道は観光客のクルマで大変混んでいましたが,役場の駐車場が無料開放されていたので,なんとかそこにZ4を置くと斜陽館はすぐ近くでした. 

 
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あえて前庭を持たず,巨大家屋が周囲を睥睨するかのように道路脇に配置された威圧感もさることながら,その建屋を取り囲む頑丈な煉瓦塀と,嵌め込まれた鉄格子の排他性にはもっと驚かされます.大地主だった津島家が小作争議に備えるためとのことですが,確かにこんな家に生まれ育った子供がまともに成人するとは考えにくいですね.


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近頃は太宰のブームだそうです.太宰を特集したTV番組でも,インタビューされた多くの若い人が太宰のファンだと答えていました.太宰の作品は私も学生時代に数多く読みましたが,短編や小品には正真正銘の天才による神品と呼ぶ他ないような作品がある一方で,代表作とされる「斜陽」や「人間失格」などにはまったく共感できませんでした.没落貴族の美などと言いますが,結局のところいい気なものだとしか思えません.また「人間失格」を苛立ちを覚えず最後まで読める現代日本人が.果たしてどれだけいるものか? ファン? 違和感あるなー ホントにちゃんと読んだ?

こういう作家はある一面を捉えて全否定したり礼賛したりしがちなものですが,そこは慎重であるべきでしょう.ファンというなら,複雑な資質に支えられた天才の多面性をきちんと見ないといけないと思います.そういう観点から言うと,結構な数の作品を読み,1500kmも走ってここまで来てあれこれ思いを巡らせている私も「ファン」の資格要件くらいは満たしているかもしれません.

そんなことを妻と話しながら時間を見ると,そろそろ午になるところでした.どうしようかと思って斜陽館でもらった観光案内を調べていたら,芦野公園の近くにそば屋があるのを見つけました.じゃあここにしようと,わざわざクルマを役場の駐車場から動かして行ってみると,看板に「そば,ラーメン」とありました.嫌な予感がしましたが,暑い中また動く気もせず,フラフラと入ってしまったのが間違いでした.天ざるが出てくるのに正味40分待ち.他にも延々待っている人が数人いましたが皆地元の人らしく,怒り出す人は一人もいません.味? 言わずもがなです.津軽の人の忍耐強さを教えてもらいました.

金木を堪能したところで,次に青森市内の棟方志功記念館へ.自分の作品を板画と呼んだ棟方の没年に建てられました.こちらは掛値なし大ファンで,地元の記念館には是非行ってみたいと思っていました.先ほど越えてきた県道12号線の峠を逆から越えてR280へ到達.Z4がだいぶ汚れてきていたので,近くのGSに預けて給油と洗車を頼んでから記念館へ.


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ちょうどねぶたの季節ということで,展示のテーマは「歓喜の舞-祝いと祭り-」.ねぶたを熱烈に愛した棟方志功の関連作が多数展示してありました.「釈迦十大弟子 」など,これまで何度か観たことのあるものにもまた出会えました.倉敷の大原美術館工芸館などの方が展示の量は多いのかもしれませんが,やはり棟方だけの記念館という位置づけは特別なものです.

入り口では棟方生前のインタビューのビデオを流していました.これだけあけすけで多弁な芸術家も珍しいのではないかと思えます.その話からは,自分の作品を客観視する西洋的知性ではなく,板と一体化する中で自然に作品が創発する創作態度が見えてきます.「絶対他力」ですね.祭りの陶酔や,仏教をテーマにしたのは必然だったのだろうと思いました.

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美術館から出ると,日中の強い日射しは少し和らいでいました.妻を記念館に待たせ,一人でGSにZ4を取りに行きます.洗ってもらってきれいになったZ4で妻をピックアップし,今日の宿へ.また青森市内で泊まりたかったのですが,混んでいたので予約が取れず,市街から少し離れた場所にあるヴィラシティ雲谷へ.青森の夜景がよく見えました.

2013年東北ツーリング 4日目(8月12日) 前半:平舘灯台

当初この日は青森から下北半島を巡ってまた青森まで戻ってくる計画だったのですが,ここ3日間の旅で妻も私も少し疲れてしまいました.特に昨日の経験から,北海道とは異なり,私たちのペースでは下道を1日300km以上走るのはかなり大変だとわかりました.特に尻屋崎にはぜひ行ってみたかったのですが,何しろ下北半島は広大です.まあこんなもんだろうと思っていた計画(とも呼べませんが)はまったくずさんで,ほぼ実行不能のように思えました.

そこで,大変残念ではありますが予定を大変更して下北半島は今回あきらめ,今日は少しゆっくりすることにしました.まずは,昨日行けなかった津軽半島東岸の平舘へ行ってみることにします.

ホテルを出て再びR280を北へ.旧道は海岸近くを通っていますが,昨夕と同じくバイパスの新道を走ります.今日はツアーに出てから一番の好天になりました.蟹田で旧道に入ってからは,東側に海を見ながらいくつかの集落を経て平舘灯台へ到着.

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海抜ゼロメートルに立つ灯台.周囲は整備されて芝に覆われ,開放感があります. 昨日までどこへ行っても観光客で一杯でしたが,今ここにいるのは私たちだけ.

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白いハマナスが咲いていました.赤い実もなっています.おなじみのノシメトンポが来ました.

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下北半島に行けなくても,ここで半島の西岸が見えるだろうと思っていましたが,光線の方向もあってぼんやりとしか確認できません.海岸にはいくつかベンチがあり,屋根のあるところに座っておやつの時間.旅の途中ですがすっかりリラックスしてしまい,日常のことをいろいろと話し込んでいました.

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2013年東北ツーリング 3日目(8月11日) 男鹿半島から竜飛崎をまわって青森へ

3日目.日本海に沿って北上し,竜泊ラインを通って竜飛崎まで辿り着こうという計画です.

宿を出て,男鹿半島の北海岸沿いを通るR101からスタートします.このあたりでは交通量は少なく,海岸のまぎわを走ると北へ向かう海岸線が見渡せて旅情がかきたてられます.

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途中,八郎潟承水路沿いを走るところではR101から離れて県道42号線に分岐します.直線的で流れも速い道路ですが,すぐにまたR101に合流してそのまま北上.R7との重複区間を経て能代へ到着.ここで本ツアー2度目の給油.ここまでの平均燃費は12.8km/L.

能代市街で左折すると,またR101の単独区間.ほどなく海岸線へ出て,JR五能線と交差を繰り返しながらひたすら北上を続けます.下の写真でも路肩のすぐ向こう側は鉄路が走っています.

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夏休みとお盆の上に日曜が重なり,この日は昨日よりさらに道が混んでいてなかなか距離が稼げません.立ち寄ってみたい衝動を抑えつついくつもの岬を通り過ぎ,十二湖もパス.深浦,千畳敷といったところも駐車場に停めることすらかなわず,そのまま通過しました.

この日は竜飛崎をまわって青森まで約300kmを走る予定ですが,日曜ということを考慮すべきでした.初めての土地で走行距離の目算がつかないこともあり,このあたりはややもったいなくも淡々と北上を続けるのみ.鰺ヶ沢を過ぎてしばらく進み,県道12号線へ左折.十三湖の脇を通ってR339に合流し,しばらく走ると竜飛岬へ右折する交差点に出ます.やっと来ました.ここからが竜泊ラインです.

しかし腹が減りました.ここまで昼を採ることができず,このままでは噂に聞く眺観台への登りに支障が出そう.というわけで結局コンビニで買ったおにぎりを道の駅こどまりにクルマを置いて食べることになりました. まあよくあることです.とはいえ妻の持ち物からは,どこにこんなものが入っていたんだというくらいいろいろな食料が取り出され,お腹と気分は何とか満たされました.

さて,さすがにここからは暑かろうが湿気が多かろうがとにかくオープンで走るしかないと屋根を開けます. 道の駅を出て海岸沿いを列になったクルマの後について走ります.これでは雰囲気でないなあと思いながら5kmほど走ると,道は急に右へ曲がり,いきなり山岳道路となります.しばらく登ると海側に設けられた駐車帯に白いマツダ・ロードスターが停まっていました.初期型です.

数珠つなぎのままここを登るのは避けたいと思っていたこともあって,ロードスターを通り越してから駐車帯にZ4を停め,ドライバーさんと話しました.クルマ多いですね,と言うと,今日は日曜ですからねと言われました.阪神間に居てこの竜泊ラインのことを想像すると,どうしてもはるかな最果ての地という印象を持ちますが,地元の人にとっては夏に日常的に海水浴に来たりする場所なんだと納得.

それでも,ここから先の道はすばらしいですよと推されました.何でも全国第2位とのこと.ちなみに1位は伊豆スカイラインだそうです.こちらは以前走ったことがあります.確かに大変走りでのある道でしたが,そのときは霧が深く,風景はわかりませんでした.

この方に,この位置で写真を撮ると良いですよとアドバイスを受けました.それでできたのがこの写真.先ほどまで走ってきた海岸線に沿った道が見渡せます.自宅を出てここまで約1200kmを走ってきましたが,その長い行程が凝縮されたような展望です.アドバイスありがとうございました.

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お礼を言って,いよいよ出発します.幸いしばらくクルマの列が途絶えているようで,今がチャンス.スポーツモードにしてかなりな急勾配を登っていくと,タイトコーナーが現れはじめました.Z4 35iのエンジンは高回転させて使う特性ではないので,2速で立ち上がって3速に入れ,コーナー手前でまた2速に落とすという走り方になるでしょう.私の場合はあえてDCTのマニュアルシフトを使いたいために,直線でわざと4速まで入れておいてすぐまた2段連続でシフトダウンします.速い走りではないでしょうが,本物のシーケンシャルシフトらしさが存分に味わえて楽しい楽しい.

急坂を駆け上がっていく途中で3台のロードスターとすれ違いました.先ほどの方のお仲間のようです.お互い安全運転でいきましょう.結局眺観台手前の2~3のコーナーを残して先行車に追いつきましたが,この道を十分に堪能できたと思います.

眺観台に立つと,今走ってきた竜泊ラインがまさにその名のごとく身をくねらせているのが見えます.薄い水蒸気が周囲を取り囲んでおり,海は本当にうっすらとした確認できません.しかし,これから向かう竜飛岬方向はよく見えていました.


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しばらく眺観台にとどまっていましたが,これ以上の眺望が得られることはなさそうだと思い,先へ進みます.ここから竜飛崎へは下り気味に走ってすぐ.階段国道の看板を見ながら灯台近くの駐車場へクルマを進めます. 晴れているといっていい空で,時折強い日射しも降り注ぎます.

駐車スペースから灯台に向けて登っていくと,両側に展望が開けてきます.しかし北海道も下北半島も見えません.やはりここ2~3日の湿度がまだ残っているのでしょう.話に聞いていたのとは違い,この日は調子抜けするくらい穏やかな風が吹いていました.


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さて,自分たちがここまで辿り着いたことをよく確認した上で,青森を目指すことにします.R339を少し戻り,通称あじさいロード(県道281号)に入ります.東北へ来て,関西では梅雨期の花であるあじさいがこの時期にも元気に咲いているのに驚いていましたが,ここは本当に今が満開のようでした.延々10kmほどにわたってあじさいが]続き,交通量も少ないワインディングロードが楽しめます.


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三厩からそのままR280で海岸線を行けばよかったのですが,ナビの指示に従って県道14号を内陸に向かって進んでしまいました.少し疲れていたのでしょう.そのまままだ明るいうちに青森に着きました.もう少しゆっくりしていても良かったなとは思いましたが,初めての土地だし,まあこんなものでしょう.宿泊した青森ワシントンホテルにはコインランドリーがありました.時間に余裕があったので洗濯・乾燥までできて,洗濯好きの妻の欲求不満が解消できました.


2013年東北ツーリング 2日目(8月10日) 鶴岡,酒田,仁賀保から男鹿半島へ

鶴岡に来たし,天気もそれほど良くないので,藤沢周平の記念館に行くことにしました.朝は9:00からしか開かないのでゆっくりとホテルを出発.鶴岡公園内の広い駐車場にクルマを置いて歩きます.大正天皇の即位を記念して建てられたという洋風建築大寶館の左手へ小道を回り込むと市立の記念館があります.

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藤沢周平はそれほどのファンというわけではありませんが,エンタテインメント性が高くて映画になった作品も多く,それなりには読んでいます.展示は自筆原稿とか書斎の再現など.また「藤沢周平と浮世絵」という企画展が行われていました.

外へ出ると相変わらず上から蓋をされたような蒸し暑さ.これから鳥海山に登ろうと思っていましたが,眺望があるとは思えない霞んだ風景が広がっています.そこで様子を見ながら酒田まで行って,土門拳の記念館を見ることにします.ここは酒田市写真展示館という名称で,日本で初めての写真だけの美術館として建てられたということです.建屋や庭は高度にデザインされていますが,土門拳の写真の作風とは向いている方向がやや異なっている感じがします.


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展示は基本的に土門拳一人の作品群です.最近はずいぶん多くの小規模な写真展を見てきましたが,1枚の写真を撮るのに投じられた物量と時間・エネルギーがこれほどはっきりと感じられるものはありませんでした.感受性以前に,写真はモノ作りだなあと感じさせるものがあります.写真を撮るとはどんな行為かを考えてみたい人は,ぜひ訪れることをお勧めします.

見学を終えて外に出て,北東方向を眺めてみますが鳥海山は望めません.それどころか,100m先がぼんやりと霞んでいるような状態です.これでは鳥海山に登る意味はあまりなさそうですが,いずれにしても今日は男鹿半島まで北上するので,とりあえず鳥海山の北側に広がる仁賀保高原に行ってみることにしました.

R7を北上し,象潟から秋田県道58号線に乗ります.田園地帯を駆け抜けてなかなか走りごたえのある道です.しかし,県道318号線に乗ってしばらくすると次第に霧が濃くなってきて,最後は15m先が見通せないほどの濃霧になりました.休憩施設「ひばり荘」の駐車スペースにとりあえず逃げ込みましたがこんな具合.


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すぐ近くでヒューヒューと風力発電所の巨大なプロペラが回っている音がしますが,姿が見えないのでちょっと不気味な感じ.これでは鳥海山を遠望するどころではありません.ひばり荘の管理人の方に尋ねると,昨日からずっとこんな天気だとのことでした.

トイレ休憩して高原から下り,まっすぐ男鹿半島を目指すことにしました.県道32号を快適に下り,R7に出てから仁賀保本庄道路と日本海東北自動車道の無料区間を乗り継ぎ,有料区間へ入って秋田自動車道へ.一気に潟上へワープしました.80km北上すると天気も変わり,よく晴れています.R101をしばらく走ると寒風山が見えてきました.

県道55号線を駆け上がって寒風山の展望台駐車場へ.頂上付近は芝生に覆われて眺望がきき,八郎潟から秋田平野を見渡せます. 船越以南の海岸線もきれいに見えていました.もっとも相変わらず湿度が高く,遠方は霞んでいます. 頂上まで登ると火口が見渡せました.


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ここからいったん55号線を下り,海岸線へ出てから男鹿半島を南から北へ横断するR101を快走して男鹿温泉方面へ.夕陽は望めそうになかったのでこの日は宿でゆっく休みました.


2013年東北ツーリング 1日目(8月9日) 笹川流れを経由して鶴岡へ

初日.笹川流れあたりで夕陽を見られるかなくらいの見積りで7:00に自宅を出発.名神はいつものように京都-大津間でやや混むものの,それほど大きな渋滞には巻き込まれずに通過できました.米原JCTで北陸道へ乗った後はただひたすら北上を続けます.

2時間に1回くらいの休憩をはさみながら,金沢,富山と進みます.途中青いインプレッサSTIがガードレールに衝突して回転し,停止して斜めに1車線を塞いでいました.車体の損傷もそれほどひどくはありませんでしたし,ドライバーは車外に立って電話をしていたのでそう心配はないでしょう.事故直後だったようで,渋滞にはならないうちに通過できました.

長岡JCTから新潟方面へ,そして新潟中央JCTからは日本海東北自動車道となって多くの区間で対面通行となります.制限速度は70km/hですが,ほぼ90~100km/hでは流れています.荒川胎内ICで 一般道へ出て,R345へ.いつもは高速を出て一般道へ入ると,さあこれから始まるぞという高揚感が湧いてくるのですが,天気が冴えないせいか,長距離を走って疲れたせいか,気分はやや低調です.しばらく行くと海沿いのPAがありました.羽越線がすぐ背後を走っています.

16:40.薄日が射していますが湿気が身体にまとわりつくような感じで,風景はぼんやりと霞んでいます.夜になって,この日大館や仙北で局地的な豪雨被害が生じていたことを知りました.蒸し暑すぎてあまり屋根を開ける意欲が湧かなかったのですが,ここまでは屋根を閉めて走ってきたし,笹川流れはやはりオープンで走りたいのでここで開けました.


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しばらく走ると眼鏡岩の展望PA.海水浴客で賑わっています.ここでしばらくまた海を見ていましたが,とにかく黙って立っていても汗が滴ってくるので,ここでオープン走行はあきらめ,屋根を閉めて先に進むことにしました.ここから笹川流れの道の駅まではまもなくですが,駐車スペースが一杯でクルマを置けず,さらに先へ.

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これも笹川流れ周辺の代表的景観のようですね.蓬莱山.唐の山水図に描かれるような造形が大変印象的です.写真を撮ろうと外に出ると,メガネのレンズが曇ってしまいました.それほど強くは冷房を使っていないのに,すさまじい湿度です.

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このまま北上を続け,道の駅あつみへ.17:30になっていました.ここで夕食にしてもいいと思っていましたが,レストランは17:00で終了でした.夕陽を期待してしばらくここに留まっていましたが,期待薄でした.18:30ごろ出発.この日は鶴岡のビジネスホテルに泊まりました.


2013年8月東北ツーリング総括

8月9日から17日までの間,東北を走ってきました.ざっくりまとめれば「樹海と火山を巡る旅」と言えるかもしれません.局地豪雨に痛めつけられた東北を旅しながらも,ほとんど雨に降られなかったのは幸運としが言いようがありません.しかしながらツアー全体を通して大変湿度が高く,晴天でも眺望がきかない日が続いたのは残念でした.

お盆期間中でどこへ行っても人が多く,隔絶感を味わうことはほとんどありませんでした.交通量が多く,写真もZ4を停めてまで撮ろうという気になりませんでした.撮影枚数で言えば昨年の北海道旅行の半分程度です.あえて1枚選べと言われたら,天気は冴えませんが竜泊ラインからの展望でしょうか.ここまでに走った1200kmの来し方を見渡すような風景です.


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帰宅して久しぶりに音楽を聴きました.Z4に乗るようになってから運転中にBGMというものをまったく流さなくなったので,その分旅行中に音楽への飢餓感が募ってきます.自宅でリビングのソファーに座り,荒々しい浄土平周辺の光景など思い返しながらバッハの管弦楽組曲を聴くと,中でも地味目な第1番が心に沁みます.

旅行の行程は以下のようなものです.自分の覚えとして,少しずつ書いていきます.


月 日行  程距 離
8月 9日自宅→(名神+北陸自動車道+日本海東北自動車道)→荒川胎内→笹川流れ→鶴岡755km
8月10日鶴岡市内藤沢周平記念館→酒田市内土門拳記念館→仁賀保高原→男鹿半島寒風山→男鹿温泉223km
8月11日男鹿温泉→能代→鰺ヶ沢→小泊→竜泊ライン→竜飛崎→あじさいロード→蟹田→青森 302km
8月12日青森→平舘→五所川原市内太宰治記念館→青森市内棟方志功記念館→雲谷高原155km
8月13日雲谷高原→八甲田ゴールドライン→瀑布街道→十和田湖→発荷峠→樹海ライン往復→(R454+R4)→種差海岸→八戸198km
8月14日八戸→(八戸自動車道+東北自動車道)→八幡平アスピーテライン→八幡平→(東北自動車道)→平泉中尊寺→厳美渓温泉 271km
8月15日厳美渓温泉→(東北自動車道)→蔵王エコーライン→(東北自動車道)→磐梯吾妻スカイライン→猪苗代273km
8月16日猪苗代→磐梯吾妻スカイライン往復→磐梯吾妻レークライン→(磐越自動車道+北陸自動車道)→金沢 545km
8月17日金沢→(北陸自動車道+名神)→自宅306km
全走行距離:2988km  トータル燃費:12.0km/L
 

東北の旅に決定

とにかく距離的に遠いこと,このところ梅雨がいつまで続くかわからないほど天気が悪かったことなどがあってどうしようか迷っていましたが,やっと天候が安定してきたこともあり,今週末から東北旅行に出かけることに決めました.

道北や道東にくらべるとはるかに暑そうなので,どれだけオープン状態で走れるかわからないのも夏の東北行きを逡巡してきた理由の一つですが,現役の間は7月や10月に1週間も休める可能性はゼロなので思い切って行ってみることにします.ルーフを閉めたサマにならない姿のZ4の写真が増えそうですが.

原始の風景を追いかけるような北海道の旅と異なり,東北にはいわゆる名所旧跡も多いのでそれらも交えた旅行になると思います.そうした場所は早朝や夕刻は入場できないので,朝は比較的ゆっくりなことが多くなりそうです.震災被災地はバスすることになると思います.愉しみのついでに寄るというのはちょっと・・・

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Author:choby
最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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