モクレン開花

隣家のモクレンが咲き始めています.寒い冬だったので,例年より数日くらいは遅い気がします.
春雨に濡れているところも風情があるものです.この後小さな霰が降ったりして荒天となりましたが,夕方には晴れてきました.

モクレン

スタインウェイの調律師

映画を見ました.タイトル通り,ピアノの音に取り憑かれた人(々)のドキュメンタリーです.

ピアノマニア


スタインウェイ社の主任調律師シュテファンの活動を1年にわたって追っています.エマール,ブレンデルといった大御所だけでなく,ラン・ランのような若手ピアニストも登場します.とくにエマールは,このピアノからチェンバロの音を出せ,とか,オルガンの響きを出せ,とか,果てはこのキーの音を客席のあそこまで届かせろとか無茶苦茶な無理難題を突きつけます.それをシュテファンは「困難だが実現可能な要求」として受け入れて全力を尽くします.ピアノで食っている者同士,困難に見えても「これはやるだけの価値はあるんじゃないか」との感触を早い段階から共有できているところに感銘を受けます.

シュテファンは幼少からピアニストになるべく教育を受けましたが,若くしてをその道を断念.芸術家ではなく技術者の道を選んだわけです.「あの場(舞台)に立たなくてもいいのは自分にとっての救いだ」というような感慨を漏らし,仲間からは「オマエは簡単なことを難しく言い過ぎるんだよな」とからかわれます.こういう何気ないやりとりが彼や彼を取り巻く人々の音楽への関わり方をよく反映していておもしろい.

ピアニスト以外にもテノール歌手のイアン・ボストリッジとか,ちらっと登場するだけでも音楽ファンならうれしくなるシーン満載でした.

トムキャット/リー・モーガン

私が通っている理髪店ではJBLを置いてジャズをかけています.先日かかったのがこれ.


Tom Cat
ジャズ

あれ.聴いたことないぞ.ラッパはリー・モーガン,ドラムは間違えようもなくブレイキーだし,メッセンジャーズか? でもアルトはこれはマクリーンで,それにピアノ???

降参してマスターに訊きました.LTシリーズまで押さえて日常的に聴いているとはさすが.

ブルーノートは1500番台,4000番台でだいたいお腹いっぱいで,キャピトル傘下になった後のLTシリーズまではきちんと押さえてませんでした.「トムキャット」は1964年の未発表集.2曲目「 Exotique 」かっこいいです.
オクラになったというのにこの充実度.個人的には「ランプローラー」なんかより気に入りました.

モノラルオーディオのジャズ喫茶

シャガール展の帰り,天満橋のBUNJIN HALLへ.音源がモノラルLP限定のジャズ喫茶.珍しいです.マスターの本職は建築の内装だそうで,ジャズ喫茶に良くある過度に薄暗い雰囲気はなし.ゆったりとしたソファーに座り,心地よい時間を過ごせます.聴いたのは以下の2枚.
デイバイデイ 
デイ・バイ・デイ
ジャズ

ジョアン・グラウアー・トリオ
ジャズ


グラウアーは1950年後半のビバップピアノ.どうしても先輩格のユタ・ヒップを思い出すことになります.肖像画まで描いてもらったLPですが,その後はあったのか? この録音以降ジャズはヒップの時代よりさらに困難期に突入しました.これ1枚だけになったのかなと思います.

なお,この店のオーディオシステムに関しては私などはもう論評のしようもありません.マニアックすぎて.この日はモノラル音源をアルテックのスピーカー2台で鳴らしていたようです.

シャガール展

大阪高島屋(難波)で開かれていたシャガール展.
シャガール展

個人所蔵のため日本非公開であった肉筆画作品群.「サーカス」リトグラフ集は岐阜県立美術館蔵.
淡い「婚約者たち」.俯瞰的な「雄鳥-屋根の上の画家」.リトでは青緑の陰影が深く美しい「赤い服の女曲馬師」.山羊やロバ,鶏,女性を向いた魚などのシンボルのことを考えました.

冬の南海展望台

南伊勢町の南海展望台は,一般的な伊勢・志摩観光コースからは外れて訪れる人の少ない場所ですが,そこからの眺望はこれがどうしてなかなかのものです.

2月12日に新名神から伊勢自動車道を通り,伊勢志摩スカイラインからパールロードを辿って有名な横山展望台に立ち寄り,それから国道260号線に乗ってやってきました.途中狭路もあり,アクセスは決して良くありません.展望台登り口には数台分の駐車スペースがあります.
登り口歌碑


展望台までは数分間の登りです.途中にベンチがあります.この時期ここに座るには寒すぎますが,空気は澄んで眺望がききます.
途中のベンチ


頂上付近で東を振り返ると礫浦(さざらうら)方面の入り組んだ入り江が見えます.西からの順光で海の青が深いです.
五ヶ所浦方面


頂上に着いて南西方向を見ると,珍しい海跡湖を望むことができます.写真では右上の部分です.展望台へはこの細い砂州を通って来ました.
海跡湖・大池


五ヶ所湾を見晴らす展望台として,広葉樹の葉の落ちたこの時期ならではの遮るもののない眺望が得られます.吹きっさらしで少々寒いですが.
五ヶ所湾

Z4 sDrive35i 法定1年点検(2年目)

Z4の2回目の点検をすませました.

  走行距離:12,404km
  Fブレーキパッド残量:L 13mm,R 13mm
  Rブレーキパッド残量:L 11mm,R 11mm
  Fタイヤ残量:L 6mm,R 6mm
  Rタイヤ残量:L 4mm,R 4mm
  バッテリー電圧:12.3V

ちなみに1年前のデータは

  走行距離:5,395km
  Fブレーキパッド残量:L 13mm,R 13mm
  Rブレーキパッド残量:L 10mm,R 10mm
  Fタイヤ残量:L 7mm,R 7mm
  Rタイヤ残量:L 6mm,R 6mm
  バッテリー電圧:12.4V

でした.費用は同じく¥24,255.

乗るときは大抵助手席に人がいるので,フットブレーキを盛大に使うような走り方はほとんどしていません.この1年を見てもパッドがほとんど減っておらず,またRタイヤに較べてFタイヤの減りが少ないのもそのことを表していると思います.

また,オイルは結局この2年間交換せず,今回が納車後初めての交換です.最近何となく以前ほど燃費が伸びないような気がしているのですが,これで少し状態が変わるかもしれません.

なお,去年はBMWの点検プログラムについて書きました.記事は以下.
Z4 sDrive35i 法定1年点検
Z4 sDrive35i 法定1年点検(続き)

2011年北海道ツアー・ダイジェスト

昨年の震災から,このブログのようにある意味まあどうでもいい文章を書く気がしなくなり,いつか復帰しようと思っているうちにズルズルと1年が経ってしまいました.

ところが先日,「震災の日から更新されなくなっているブログ」のリストにこの与太ブログが入っているのを知りました.イヤな感じを持ったのですが,それはこのタイミングで放置している方が悪い.というわけで,何かとりあえずアップしておく気になりました.

文章にする気がしなくなっただけで,阪神間在住の私の日常が大きく変わったわけではありません.どんどん行動範囲や気分がシュリンクしていくようなことだけは避けたいと,むしろ前年よりも活動的であったと思います.

ここに書いていたことで言えば,お盆休みにZ4で8日間の北海道ツーリングに出かけたのもその一つです.最果て感を味わいに妻と二人で出かけました.1000枚近い写真を撮ったのですが,そのうちの数枚を以下に貼っておきます.

最初はオロロンライン(国道231号)の雄冬岬展望台から.9:30頃.これから向かう北を望んだものです.良い感じの雲が出ていました.晴天で海の色も素晴らしかったのですが風が強く,はるかな海岸線では潮の飛沫が飛んでいます.


雄冬岬展望台より


天塩から道道106号を走ってサロベツへ.17:00頃,夕来(ゆうくる)という小さな標識のある前で.駐車スペースの関係でZ4を南向きに停めて撮っています.目の前の海を入れた写真は逆光で上手く撮れませんでした.


夕来付近


ノシャップ岬の夕暮れです.利尻のピークに強風による雲がかかっています.30年ほど前に登った時にはガスで足元のガレ場以外なにも見えなかったことを思い出しました.


ノシャップ岬より


日中は小雨の中,淋しいオホーツク海沿岸を走ってたどり着いた夕刻の能取岬は快晴でした.この風景を見るために北海道へ来たと行っても良かったのです.ここに立つと解放感と孤独感が同時にやってきます.

能取岬付近
 

美幌峠も素晴らしい快晴でした.10:00頃です.10-24mm(FXなら15-36mm)のレンズで撮りました.この時間帯なら対岸から見たい気もしました.


美幌峠より屈斜路湖


いかな北海道とはいえ,真夏の真っ昼間はオープンで走るには暑すぎる日もあります.この時はピーカンでした.こういう何気ないシーンに心を動かされ,クルマを停めてドアを開ける.外に出て吹きわたる風を感じ,丘陵のアップダウンを緩やかに縫って行く道の先にある風蓮湖を仰ぎ見る・・・


初田牛付近


ただのドライブなんですが,「旅」と言ってみたくなるようなところが北海道には確かにありますね.今年も行くつもりです.


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Author:choby
最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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