神戸・金環日食の朝

磨崖仏を見て山道を降りてきたら,とうとう雨が降り出しました.いずれにしても後は大分まで戻り,Z4と共にフェリーに乗るだけです.

さんふらわあは設計年代がやや古く,昨年夏に乗った新日本海フェリーに較べると船室の使い勝手もあまり良くないようです.しかしレストランの食事はまあまあだし,早朝に軽食の移動販売などもあって経営努力が感じられます.搭乗時間は10時間,そのうちほとんどは眠っているので,これでよいと思います.九州まで高速を走るべきという考えもあるとは思いますが,二人連れの旅行でそんな無茶はできませんし,移動だけに時間が取られてしまいます.

日曜の夜に大分を発ち,神戸に着くのは朝6時頃.明石海峡大橋の向こうに朝日を見ることができました.

明石海峡大橋

今回は短い旅で,晴れたのは初日だけでしたが,初めての九州は収穫がありました.やはり実際に走ってみて九州の各都市間の距離感がつかめたのは大きかった.阿蘇にはまた行くだろうし,濃い緑繁茂する平戸島,生月島は再訪しないと「見るべきものを見なかった」感が解消されません.ぜひまた.

おおそういえば今日は日食だよ.でも観察するための準備は何もしてないし,そんな時間もありません.それでも神戸で降りて家路を急いでいたら,だんだん暗くなってきたので「体験」はできました.家に着いたらZ4は置いてそのまま出勤というスケジュール.さて日常に適応しないとね. 【終わり】

熊野摩崖仏・豊後高田

展海峰で九十九島を見たら,佐世保から西九州自動車道に乗り,一気に国東半島を目指します.これだけは必ずと思っていた豊後の熊野磨崖仏に会いに行くためです.

西九州自動車道→長崎自動車道→大分自動車道と乗り継ぎ,最後は日出JCTから宇佐別府道路に入って大分農業文化公園ICで降り,東へ.K655から標識に従って行けば駐車場に出られます.ただし最後の数十メートルは離合困難な狭路です.

そこから山道を登りますが,途中に鳥居があります.あれ,仏像を見に来たのにな.しかしそもそもこの参道は最上部にある熊野神社へ達するものなので,鳥居でいいんです.岩がゴロゴロと不規則に積み上げられて歩きにくい参道を登り詰めると,左手に大きな石仏が2体見えます.

豊後地方は岩を穿って作られた磨崖仏が大変多く見られるところで,これほど集中しているのは他に例がないそうです.この2体は平安時代の作と考えられているそうですが,無論のこと作者不詳です.

摩崖仏1

左側は不動明王.風化がやや進んでいるためでしょう,どこかユーモラスで,古い時代のおおらかな信仰心が感じられます.

摩崖仏2


私はこの右側の大日如来が好きです.

摩崖仏3


私は,万博公園に残る太陽の塔の「顔」の原型がこの大日如来ではないか,すなわち,岡本太郎が太陽の塔を発想した時に,この磨崖仏の表情がイメージとして浮かんでいたに違いないという仮説を持っているのですが,如何でしょう?

九州ツーリング3日目 平戸から佐世保へ

九州ツーリング3日目.空模様は昨日にも増して怪しげで,いつ降り出してもおかしくない様子です.数日前の天気予報はまったく外れました.

今夕にはまた大分に戻って神戸へ帰るフェリーに乗る予定.まずは平戸から佐世保へ向かい,九十九島を見る計画です.佐世保へ向かう途中,カトリック田平教会に立ち寄ります.

1918年(大正7年)建立で国の重文になっています.R204からK221に入って田舎道を上っていくと,突然開けた丘の上に煉瓦造りの教会が出現します.

田平教会1

田平教会2


昨日は土曜で,平戸教会(ザビエル教会)は入口だけとはいえ内部を見せてもらうことができました.しかし今日は日曜でミサがあり,それは許されず.前庭から煉瓦の外壁やステンドグラスを眺めていると,ミサに出る信者の人たちが集まってきます.杖をついたおばあちゃんや,賛美歌を鼻歌で歌いながら入っていくおじいちゃん.生活の場としての教会が根付いていることがよくわかりました.

田平教会3


田平教会からさらに南下し,佐世保へ.天気のこともあってどうしようか迷いましたが,ここまできたからということで,展海峰だけには行ってみることにしました.

これが今回見た展望台からの風景.伊勢志摩にある多くの展望台からの眺めと較べても,ここからの九十九島の展望は素晴らしいと思います.次回があるとしたら,展海峰も含めてこのあたりのいくつかの展望所を巡ってみたいところです.

展海峰

生月島

生月島に向かって架けられた生月大橋は,スカイブルーに塗られたトラス橋.支える軸力に応じて太さの異なる部材が組み合わされているため,形態にリズムを感じる美しい橋です.現在通行料は無料になっています.

生月島1

ここから,生月島の西岸に沿って付けられた農免農道,通称「サンセットウェイ」を走ります.適度な曲率のコーナーが連続し,ついつい速度が上がってしまうワインディングロード,しかも断崖脇を走っている部分も多いので,目に飛び込んでくる海に気をとられてハンドル切るのを忘れそうです.

生月島4

しばらく行くと,繁茂する暗い緑に覆われた断崖が頭上に覆い被さってきます.まさに「絶海の孤島」といった雰囲気が濃厚なこの地点.

生月島2

大バエ灯台に着いたときには夕刻になっていましたが,太陽の位置はわかりません.隔絶感のあるこの場所へ,次回はよく晴れた時に来るつもりです.

生月島3


カトリック平戸教会

平戸にやってきたのだから,やはりいくつかの教会は見ておきたいと,まずはアクセスのよいカトリック平戸教会に来ました.

平戸や生月島は「隠れキリシタンの島」といっても誇張ではなく,仏教寺院とカトリック教会が近接して存在する地域もあります.その中で,カトリック平戸教会は,聖フランシスコ・ザビエル記念教会として知られています.昭和になって建てられた教会で,配色がモダンですし,禁教にあらがうようなイメージは皆無です.

聖フランシスコ・ザビエル記念教会1


平日で内部も公開されていました.学校の講堂のような感じのすることが多いプロテスタント教会とは違い,マリア像があったりして,「外からやって来たものが救済してくれる」感が強いですね.

聖フランシスコ・ザビエル記念教会2


さて,天気もますます冴えませんが,せっかくここまで来たからには,生月島まで行ってしまいましょう.


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最悪想定する傾向はあるでしょうね.でも石橋叩いているだけの人生はつまらない.

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